朝ドラらんまん 聖地巡礼│ドラマのロケが行われた場所やモデルとなった場所を徹底解説!

今回の記事は2023年4月より放送のNHKの朝ドラ「らんまん」の聖地巡礼記事になります。

主人公、槙野万太郎(神木隆之介)のモデルになっている植物学者、牧野富太郎博士の出身地である高知県、佐川町から物語はスタートします。

ドラマのロケ地として実際に高知で撮影された場所は数ヶ所しかありませんが、ロケ地や物語のモデルになった場所を徹底調査し、解説していきます。

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牧野富太郎とは?

一般社団法人仁淀ブルー観光協議会様より引用
一般社団法人仁淀ブルー観光協議会様より引用

高知県高岡郡佐川町出身の植物学者

日本の植物分類学の父」と言われ、数々の新種を発見し、命名も行った。

中でも「ヤマトグサ」は日本人が初めて日本の植物の学名を発表した植物であり、牧野富太郎が現在の高知県吾川郡仁淀川町にて発見したものである。

1957年に94歳で亡くなる直前まで、全国をまわり膨大な数の植物標本を制作した。

「らんまん」は牧野富太郎博士の人生をモチーフにしたフィクション作品です。
実在している場所とロケを行った場所が異なる場合があります。

目次

佐川町

主人公・槙野万太郎(神木隆之介)のモデルである牧野富太郎博士の生まれ故郷である佐川町。「らんまん」のロケ地としてはもちろん、牧野博士ゆかりの地として町全体がほぼ聖地といった感じです。

高知駅から列車1本で行けるアクセスの良さで、白壁の古い町並みが多く残っており、牧野博士が佐川町で過ごしていた当時の面影が多く残る町です。

酒蔵の道

佐川町は酒造のまちでもあり、牧野博士の生家も「岸屋」という造り酒屋でした。らんまんの作中でも「峰屋」という酒蔵の設定でしたね。

古民家や酒蔵の並ぶ風情のある「酒蔵の道」はドラマ撮影時にアスファルトの上に砂をまいて隠し、ロケが行われたそうです。

名教館 (青源寺)

ドラマ上で名教館として登場した「青源寺」

名教館(めいこうかん)は牧野博士が幼少期通っていたという学問所で、「らんまん」のドラマ上でも同じく、万太郎が幼少期に通っていた学問所として登場しています。

実際に現存している名教館

実物の名教館は佐川町に今も玄関部分は当時のまま上町に移設され、現存しており、現在は館全体も復元されています。

「らんまん」のドラマ上では同じ佐川町にある青源寺(せいげんじ)を名教館としてロケを行っています

金峰神社

金峰神社(きんぷじんじゃ)は本殿まで続く長い約150段の石段が特徴の神社で、幼少期の牧野博士が境内でバイカオウレンなどの植物を採取し、植物への興味を広げたという逸話が残っている場所です。

ドラマ上でも主人公・万太郎が植物に興味を持つようになったきっかけとなる重要な場所として登場しています。

らんまん第1週2話「バイカオウレン」にてディーン・フジオカ演じる天狗(坂本龍馬)と出会った場所として登場しているので印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

残念ながら階段のシーン以外は金峰神社をモデルに別の場所でロケが行われているので本殿周辺の様子はドラマ上と異なります。

横倉山

横倉山は万太郎の故郷である佐川町の隣町、越知町にある「植物の宝庫」として知られる山です。

らんまん第12週57話「マルバマンネングサ」で万太郎が寿恵子(浜辺美波)を連れて佐川へ帰郷する途中に新種の「マルバマンネングサ」を見つけた場所

マキシモヴィッチ博士が発見者である槙野万太郎にちなみ学名に“マキノ”の名前をつけたシーンは万太郎の夢の1つが叶った記念すべき瞬間と言えるでしょう。

らんまん第13週63話「ヤマザクラ」の万太郎の植物採取の助手をお目付け役であった竹雄(志尊淳)から寿恵子へと引き継ぐシーンも横倉山で撮影されています。

仁淀川

仁淀川は高知県に流れる全長124㎞の川で、万太郎の生まれた町の佐川町を含む、仁淀川流域6市町村にまたがって流れています。

また、仁淀川は水質が良く、透明度が高いことから「奇跡の清流」や「仁淀ブルー」などと呼ばれている高知を代表する風景の1つになっています。

らんまん第2週9話「キンセイラン」より学問所、名教館が廃止されることになり、落ち込む万太郎を恩師である池田蘭光(寺脇康文)が最後の課外授業として連れて行った場所が仁淀川です。

四国カルスト 天狗高原

四国カルストは愛媛県と高知県の県境にあるカルスト台地で、標高1000m以上の高地にあります。

雲より上に白い石灰岩の点在する大草原があり、景色が良い人気のスポットです。

また車のCMなどにも起用されるほどの開放的な空間で、日本三大カルストの一つでもあります。

「らんまん」のオープニングの後半あたりの草原に寝転んでいるシーンの撮影が行われた場所になります。

また、天狗高原は、高知版のポスタービジュアルの撮影が行われた場所でもあます。高知県内のいろんな場所に貼ってあるので聖地巡礼の際には是非探してみてください。

天狗高原の詳細はこちら!

観光スポット名天狗高原
住所高知県高岡郡津野町芳生野(Google map)
アクセス車の場合→高知駅から約180分
備考欄標高が高く、気温差があるので上着の用意があると安心です。

伊尾木洞

伊尾木洞は牧野博士もたびたび訪れたという全国的にも有名なシダ植物の群生地です。

らんまんのオープニングでも使用されているのでドラマを見ている方は毎回、目にしている場所になります。

万太郎が日本人が初めて日本の植物の学名を発表した新種の植物、ヤマトグサを発見した場所として登場している重要な場所でもあります。

実際に牧野博士がヤマトグサを発見したのは仁淀川町で伊尾木洞で発見したのはドラマ上の演出。

伊尾木洞の詳細はこちら!

観光スポット名伊尾木洞
住所高知県安芸市伊尾木117 (Google map)
アクセス車の場合→高知駅から約70分
公共交通機関利用の場合→ごめん・なはり線、伊尾木駅から徒歩7分
所要時間25分程度(最深部到達まで)
備考欄駐車場内にある観光案内所で長靴のレンタルがあります。
増水している時は危険なので立ち入らないでください。

高知県立牧野植物園

牧野植物園は牧野富太郎博士の業績を記念して1958年に開園した植物園です。牧野植物園の園内には「牧野富太郎記念館」も併設されています。

「らんまん」のオープニング内でも少しだけ登場しているので注目してみてください

牧野植物園の詳細はこちら!

観光スポット名高知県立牧野植物園
住所高知県高知市五台山4200−6 (Google map)
アクセス車の場合→高知駅から約15分
公共交通機関利用の場合→高知駅南口発「MY遊バス」で約30分
入園料一般 : 730円
高校生以下 : 無料
所要時間1時間程度
備考欄特に多くの花が見頃をむかえる春・夏に行くのがオススメです。
休園日:年末年始、その他メンテナンス休業あり

「らんまん」聖地マップ一覧

ご覧の通り、「らんまん」の聖地は高知県の東西に点在しています。

一部公共交通機関で行くことができますが、聖地巡礼以外にも高知県を観光するには車が必要不可欠になりますので、地元メディアとしてはレンタカーを借りることをお勧めしますしています

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