【割烹 うを兼】全てがこだわり抜かれた空間で食べる鮎料理が逸品すぎる!普段とは一味違う割烹料理が美味すぎた!

こんにちは、レペゼン高知編集部です

今回は、いの町にある「割烹 うを兼」さんに行ってきました!このうを兼さんはもともと大正五年に創業した百年もの歴史を持つ魚屋です。令和三年に割烹料理店としてオープンしたそう。

店主は、元々京都の名割烹で修業をされていて、料理の腕前も一級品で「日本一幸せにしてくれる」お店としても評判が高いです。

特にこのお店で食べられるあゆが美味しいと噂だったので、レビュー致します!是非最後までご覧ください。

割烹 うを兼の詳細情報はこちら

目次

場所は吾川郡いの町

高知駅から車で約40分ほどの場所にお店はあります、路面電車のとさでん交通の終点いの駅から歩いてすぐの場所になるのでアクセスも良好です!

通りから一本中へ入ったら少し開けた場所にお店は見えます。

お店の両側にスペースがあるので、そちらを駐車場として利用可能です。おおよそ全部で2~4台ほど停めることができそうです。

綺麗な日本建築の風合いを残した外観、入り口からお洒落で名店の雰囲気が漂います。

門構えがしっかりしているお店に入るときは少し緊張しますね。

しつらえの隅々まで洗礼された店内

店内に入ると、左手にテーブル席、正面にカウンター席、奥に座敷席の用意があります。

天井は高めに設定されていて、解放感を感じます。

カウンター席は一本の檜、壁は土佐漆喰、畳は高知県産いぐさ「土佐表」のもので、今ではかなり希少なもので揃えられています。

食事を頂く際は、最高のシチュエーションで」という店主の計らいから、店内のこだわりが垣間見えます。

またカウンター席から見えるお皿や包丁等は、清水焼きや仁平窯という一枚数万~数十万もする高価なお皿などが並びます。

うを兼さん

お皿や器を楽しむことも食事の一部とも言えます。

とのこと。新しい食の愉しみ方も教わり、価値観が変わった瞬間でした!

うを兼 メニュー

うを兼さんは、決まったメニューがありません。

時期に合わせた食材を、コースなどで提供していただけます。

またお昼時には、お弁当ミニ懐石昼懐石なども召し上がれるそうです。

また使われている食材は、高知県の特産のものをはじめ、日本各地から取り寄せたその時期の最高の素材を選別されております。

鮎に対するこだわり

うを兼さんは、鮎に対して強いこだわりを持っています。

まず提供する鮎は「友釣り」という漁法でのみ釣れた鮎を使用されているそうです。

友釣りで釣れた鮎は、健康状態が良く個体値もかなり良い傾向にある。

以前は、店主の岡崎さんがご自身で獲られていたそうですが、現在は友釣りで釣れた鮎を生きたまま買い取っているそう。

お店の裏手に、井戸を掘っており、鮎のシーズン中は買い取った鮎を井戸水で生かしストレスを取ってから提供をするそうです。

うを兼さん

内臓まで美味しく食べられるようにすることを、「ストレスを取る」と言っています。

鮎が獲れる仁淀川は、急勾配・流速が早いため、鮎が石を体の中に蓄えてしまうらしいので、ストレスを取ることで石や砂利を取り除くそうです。

注文することに

今回は、仁淀川の鮎をふんだんにつかった懐石をご用意していただきました。

鮎のシーズンは大体6月からですが、今回は細胞を壊さない特殊な冷凍保存を行った鮎を使用していただきました。

主に懐石コースは11~13品から構成されますが、時期によって中身も変動するそうです。

懐石 ¥11,000~

先付 自家製カラスミとマイクロリーフのエクストラヴァージンがけ

マイクロリーフを小さい芽の状態のまま、栄養価の高いものを使用しているそう。

高知県日高村で獲れたものを使用しており地産地消の料理となっています。カラスミの塩辛さをオリーブオイルが中和してものすごく口当たりが良かった…♡

八寸

左上から「若筍木の芽和え」「わらびの白和え」、中央に「鮎のてまり寿司」、左下から「タコの桜煮・ブリ卵のうま煮」「ウドの酢味噌和え」と並んでいます。

八寸四方の杉の盆を使い、酒の肴として海や山のものを合わせて出すことが懐石理料理での決まりだそう。

若筍の木の芽和えは、シャキシャキとした歯ごたえに木の芽の味付けの相性がバツグンに良い!

わらびの白和えは、「今時期が旬」ということでお出しいただきました。普段では食べないような山の幸、味わい深いです。

鮎のてまり寿司は、今回の鮎懐石の中で初の鮎料理。シンプルですが味は言わずもがな美味しい!一口食べきりサイズでちょうど良いです。

ウドの酢味噌和えは、程よい歯ごたえの中に酸味と旨味があります。

タコの桜煮、バツグンに美味しいです。しっかりと煮つけの味付けがあり、タコのプリっとした具合を残しつつ適度な歯ごたえがあります。

ブリ卵のうま煮、こちらも普段ではあまり目にすることのない一品。白子のようなしつこい味ではなくさっぱりとした口当たりなのでとても食べやすいです。

レペ高編集部

京料理では、タイの卵が出されることがメジャーらしいですが、高知はブリが有名なのでブリ卵をお出ししているそう。

煮物椀

具材にもこだわりが見えるこの煮物、京都から取り寄せた半兵衛麩・あゆの自家製の塩麴・ウド・うぐいすな・わらび、香りづけに木の芽を使用。

一つの椀の中に、山と川の幸が詰め合わさっています。山椒の香りが出汁にうつって、サッパリとした味わいとなっていました。

向付 お造り

お造りも目の前で捌いたものを提供していただけます。カウンター越しに包丁さばきに見とれてしまいますね…

向付は、まぐろ・スミイカ・タイのお造り。

高知といえばカツオ!という概念は捨て去り、京料理でよく使われる鯛を使用しているそう。

スミイカはまるで剣先イカのように甘く、瀬戸内で獲れたという鯛は身質が良くプリっとした触感です!

焼き物

今回の懐石コースのメイン、鮎の塩焼きです。

土佐備長炭でしっかりと焼きあげており、焼き方も小骨を感じさせないような焼き方をされているそうです。

焼いた後の鮎を香りづけで、炭を追いた笹の葉の上に鮎を寝かして提供してくださいました。

提供の仕方も、お客さんの人数やその時々で工夫されているそうです。

土佐備長炭は、普通の炭よりも高温で焼き上げが可能なため、皮目がパリっと焼き上げることができます。

食べるのがもったいなく感じる見た目とクオリティです。味はというと、身質がとっても上品で詰まっています、噛むと口の中で身が膨張するような感覚。

パサつきはなく脂があり、シンプルな塩の味付けがとても生きています。

これがいわゆる、素材本来の味だ!」と思わされる洗礼された最高の逸品です。

炊き合わせ

「鮎の甘露煮」と「茄子のオランダ煮」の二品。

つい数分前に食べた鮎の塩焼きとは全く違う顔色です。同じ素材を使っていても全く味わいが違い驚愕しました…。

甘露煮にすることで、鮎のエグみや骨を感じずに食べることができます。

オランダ煮はしょうがと山椒が振られており口がサッパリとする味付けです、甘露煮の濃いめの味付けとバランスがとっても良かった!

天ぷら

高知県で獲れたアスパラガスと鮎の麴漬けを揚げた天ぷら。味付けは天つゆなどではなく、シンプルに塩のみ。

素材の味が際立ちすぎて、感動するほどの味わいです…揚げたてでサクサクとした口当たりに麹漬けの自然な甘さと塩味が天ぷらに合いすぎです。

目の前で揚げたものをそのままいただけます。

レペ高編集部

天ぷらが大好きな私、美味しすぎて言葉が出ませんでした…

ご飯・留め椀

高知県の仁井田米を使った「鮎のご飯」・京都の味噌で出した「赤出汁」とお漬物を締めにいただきました。

ご飯は”すず鍋”という炊き込みご飯用の土鍋で炊いたものを頂けます。

美味しすぎておかわりを頂いてしまいました…

和食と言えばご飯とお味噌汁ですが、この料理を美味しくいただける日本人の舌に生まれてきたことに感謝です。

水菓子・甘味

コースの最後には、高知県が特産の水晶文旦を頂きました。。

コースではたくさんの料理が出てきますが、最後に口がサッパリとして、しつこくない満腹感で食事を終えることができます。

懐石コースを頂いて

料理の品数が見返してみると多いように感じますが、不思議と全て食べきれてしまいました。

料理をしつこくなく感じさせることは、店主の腕にもよるそうです。お客様の食べるスピードなどを見て次に出す料理のペース配分なども行っているそう。

見えない部分にもこだわりや気遣いがあり、なんだか多幸感に包まれすぎて不思議な気持ちになりました。

レペ高編集部

うを兼さんでは、料理を食べて幸せになれるという気持ちを味わうことができます。

日本一幸せにしてくれる」と評判のうを兼さん、その噂に間違いはありませんでした!

普段では味わうことのできない、ワンランク上の料理。何かの記念や特別な日に是非行ってみてください!

周辺スポット

割烹 うを兼の詳細はこちら

店名
割烹 うを兼
住所高知県吾川郡いの町1184-7
地図
アクセス高知駅から車で40分
営業時間【昼】11:30~14:00【夜】17:30~21:00
定休日不定休(店舗に問い合わせてください)
電話番号088-892-0216
割烹 うを兼HPhttps://peraichi.com/landing_pages/view/4oaha/
駐車場あり
コンビニ付近にあり
クレジットカード利用可能

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